中2娘のママ友との会話で、少しずつ高校受験の話が出るようになってきました。そろそろ考え始める時期なんだと自分の高校時代を思い出すと、通学が大変で少し後悔したことを思い出しました。
私娘には後悔してほしくない!やってはいけない高校の選び方のポイントってあるのかな?
調べてみると、やってはいけない高校の選び方にはポイントがあり、子どもの気持ちを置き去りにしたり、学校見学に行かずに偏差値や知名度·制服だけで選んだりしてはいけないと分かりました。
この記事では、やってはいけない高校の選び方のポイントの他に、高校の種類や志望校を選ぶときに後悔しない視点をお伝えします。
- やってはいけない高校の選び方ポイント7選
- 高校の種類と詳細
- 志望校選びに後悔しない4つの視点
やってはいけない高校の選び方を知ることは、後悔しない志望校選びの第一歩です。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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やってはいけない高校の選び方ポイント7選
中学2年生頃になると気になってくる高校受験。子どもよりママたちが先に考え始めるかもしれません。
私が通っていた高校は学校自体は気に入っていたのですが、電車を2つ乗り換えて約1時間半かかったので、とにかく通学が大変でした。もっと近くの高校にすればよかったと思ったこともあります。
娘には後悔しないようによく考えてほしいと思い、やってはいけない高校の選び方のポイントを7つに絞ってまとめました。
- 子どもの気持ちを置き去りにする
- 中学校の人間関係を軸にして決める
- 制服だけで選ぶ
- 学校見学をせずに選ぶ
- 知名度や人気だけで判断する
- 偏差値だけを基準にする
- ひとつの学校にこだわり過ぎる
高校の詳細を調べる前に、まずはやってはいけない選び方のポイントをひとつずつ押さえておきましょう。
①子どもの気持ちを置き去りにする
将来にかかわる高校選びでやってはいけないのは、子どもの気持ちを置き去りにすること。どんな高校生活を送りたいのかきちんと考え、子ども自身が中心となって選べるように親はサポートしましょう。
子どもの気持ちが置き去りになってしまうと、「自分で選んだ」という感覚がないままになってしまい、何かしんどいことがあったときに踏ん張れなくなってしまいます。
親が考えを押し付けてしまう場合と、子どもが自分の進路に無関心な場合、どちらも子どもの意思が置き去りになりやすくなります。



子どもが無関心だと、私が焦って「ここにしたら?」と言ってしまいそう。
中2の時点では子どもはまだ現実味がなく、受験に関して興味が持てなくても当然です。心配な場合は今のうちから少しずつ高校のことや将来のことを普段の会話に入れてみましょう。
②中学校の人間関係を軸にして決める
やってはいけない高校の選び方は「友達が受けるから」「知ってる人がいない学校がいい」など、中学校の人間関係を軸に決めることです。誰がいるかより、どこでどう過ごしたいかを考えましょう。



中学校に仲のいい友達がいると、高校に行ってもずっと友達でいたいと思う気持ちは分かります。
高校に行けば環境も変わり交友関係はガラリと変わります。同じ学校に行けばずっと仲良くいられるわけでもなく、違う学校に行ったからと言って仲が悪くなるわけでもありません。
自分のやりたい事や将来の夢にその学校が合っているのか考え、どのような高校生活が送れるか想像してみてくださいね。
友達と一緒が悪いわけではありませんが、友達を「理由」にするのは避けましょう。
「高校では環境を変えて自分も変わりたい!」と思い、知ってる人がいないところに行きたいと感じることもあるかもしれません。



実は私もそうでした。
私は同じ中学校から行く人が少ないところを選びましたが、家から遠く、毎日の通学がとても大変でした。
デメリットもよく考えて総合的に判断しましょう。
③制服だけで選ぶ
高校の制服は毎日着るので「ダサいのは嫌!」と思う気持ちは分かります。特に女の子はどんなデザインの制服か気になりますよね。



友達の間で「あの高校は制服がかわいい!」という話はよくしていました。
お気に入りの制服の高校を選ぶのは良いのですが、それだけで決めるのはNGです。「制服可愛いけど、どんな高校なんだろう?」と高校選びの入り口として考えましょう。
受験に全く興味を示さないお子さんに、興味付けとして制服の話から入るというのはいい作戦ですね。
④学校見学をせずに選ぶ
高校の選び方としてやってはいけないのは、学校見学をせずに選ぶことです。資料や話に聞いただけでは学校の雰囲気やどのような生徒が通っているのか分かりませんので、必ず見学に行きましょう。
学校説明会は早いところでは6月から始まり、ピークは9月~10月です。2年生でも参加可能な高校が多いので、気になる高校がある場合はどんどん参加しましょう。
また、9月~11月にかけては文化祭や学園祭も多く開催されています。予約が必要な学校もありますので、学校のホームページで早めに確認しておくのがオススメです。



文化祭は学校の雰囲気を感じられるいいチャンスですね。
学校見学や説明会に参加するときには、通学のしやすさもチェックしておきましょう。
⑤知名度や人気だけで判断する
地元で有名な高校や人気のある高校は、周りに流されて何となく行きたい気持ちが盛り上がってしまうことも。
知名度や人気だけで判断するのではなく、「なぜその高校が人気なのか」「どのようなところが他の学校と違うのか」「自分に合っているのか」をきちんと把握して判断しましょう。
人気の理由としては次のようなものが挙げられます。
- 部活動が盛ん
- 自由な校風
- 難関大学合格実績が高い
- 大学附属高校
「部活動が盛んだけれど、自分がやりたい部活は強くない」「難関大合格実績が高いけれど、レベルが高すぎてついていけない」など、自分のやりたいことやレベルと不一致がないか確認しましょう。



人気の理由と、自分のやりたいことやレベルが合っていなければ意味がないですね。
⑥偏差値だけを基準にする
偏差値は数字として表れるので、分かりやすい判断基準ですよね。
高校を今の偏差値だけを基準にして選んでしまうのは、とてももったいないことです。高校を検討するときは少し高めの偏差値まで範囲を広げて情報収集をしましょう。
最初は高望みだと思っていた高校も、それが目標になり、どんどん学力が上がるということもあります。



始めから諦めてしまったらもったいないですね!
「高望みかな?」と悩んでしまったときは、こちらの記事も参考にしてみてください。


⑦ひとつの学校にこだわり過ぎる
行きたい高校があるのはとても励みになり良いことですが、はじめからひとつの高校にこだわり過ぎると視野が狭くなってしまうこともあります。他の高校と比較して検討することが望ましいです。
あまりにもひとつの高校にこだわっていると、その高校の自分と合わない部分を見ないようにして理想化してしまうこともあります。それは入学後に違和感となります。



その高校に受からなかった場合のショックも大きいですよね。
第一志望の高校以外は何でもよいと併願校を適当に選んでしまうと、併願校に入学することになったときに苦しむことになってしまいます。
併願校や滑り止めの高校も行きたいと思える高校を選ぶことがポイントです。
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やってはいけない高校の選び方は種類を知らず選ぶこと
やってはいけない高校の選び方をご紹介してきましたが、それ以前の問題もあります。
国公立と私立の違いや通信制高校とは何かなど、基礎知識を知らないまま選ぶのもNGです。知らないことで選択肢が狭まってしまうこともあるので、ひと通り知っておきましょう。
高校は様々な切り口から種類を分けることができます。整理してその特徴をまとめました。
- 国立·公立·私立
- 共学校·男子校·女子校
- 普通科·専門学科·総合学科
- 全日制·定時制·通信制



時代も変わってるし、自分が中学生だった頃の視点では知らなかったこともありそう!
それではひとつずつ詳しく見ていきましょう。
国立·公立·私立
国立や私立は学校によって特徴のある校風やカリキュラムが多く、公立は専門的な教育は少ない一方、学費が安く通学しやすいという違いがあります。
それぞれのメリットとデメリットをまとめました。
| メリット | デメリット | |
|---|---|---|
| 国立 | ・学校行事が豊富 ・特色のあるカリキュラム | ・大学受験のための授業はない ・高校入試の難易度が高い |
| 公立 | ・学費が安い ・通学しやすい | ・設備や施設が古い傾向がある ・専門的な教育が少ない |
| 私立 | ・大学受験や専門分野に強い ・校風が明確 | ・学費が高い ・校則やルールが厳しい |
公立高校は学区制が廃止されている地域もありますが、地元の中学生が受験することが多く、通学がしやすいのが特徴です。



公立高校は経済的負担が比較的軽いのも親としては安心です。
私立は学費は高いですが、その分先生によるサポートや設備が充実しています。
国立の高校は国立大学附属で、大学の研究に協力する学校という位置づけです。例えば「大学で研究している教育理論を高校で試す」というようなことが行われています。
国立は学力レベルは高いものの進学校ではなく、大学受験のための補講授業はありません。私立大学の附属高校とは違い、基本的に内部進学の制度もありません。
このように学校の種類を知らなければ、「附属」というだけで大学まで行けると勘違いしてしまうことも考えられます。
共学校·男子校·女子校
共学校は社会に出る前に男女の意見や価値観の違いに触れられる環境であるのに対し、男子校·女子校は異性の目を気にせずに学業や部活動などで「自分らしさ」を育てやすい環境です。
共学校は子どもによっては異性の目があることで集中がそがれたり、自分を表現しづらかったりする一方で、男女の価値観の違いを知る機会となり、社会へ出る際に適応しやすいと言えます。
男子校や女子校は異性の視点や価値観に触れる機会が少ないのがデメリットですが、「力仕事は男の子」など性別による役割の期待や制限を感じにくいのはメリットです。



女子だけなら、その中で得意な人が力仕事も当然のようにやりますよね。
男子校や女子校は年々減少傾向にあります。異性の目を気にせずのびのびと高校生活を送りたい場合はお近くの男子校·女子校を調べてみてください。
公立高校はほとんどが共学化しているというデータがありますので、男子校や女子校を希望の場合は私立という選択肢が中心となります。
普通科·専門学科·総合学科
高校は学べる内容によっても種類が分けられています。
基礎教科を中心とした学びをする普通科、専門知識を中心に学ぶ専門学科、普通科と専門学科の中間で基礎教科に加えて専門教科を選択できる総合学科があります。
それぞれの学べる内容と、どのようなお子さんに向いているのかまとめました。
| 学べる内容 | 向いているタイプ | |
|---|---|---|
| 普通科 | ・英語·数学·国語·理科·社会など基礎教科中心に学ぶ ・文系·理系で教科を選択する場合もある | まだ将来なりたい職業が明確でなく、高校生活を送りながら進路を考えたい子 |
| 専門学科 | ・商業·工業·農業·看護·芸術·福祉など専門知識中心に学ぶ ・資格取得や実習も多い | やりたいことが明確で現場で使える知識や技術を習得したい子 |
| 総合学科 | ・基礎教科に加え、自分で専門教科を選択して学ぶ ・普通科と専門学科の中間 | まだやりたいことが明確ではないが、様々なことに興味がある子 |
さらに詳しくそれぞれの特徴をお伝えします。
普通科
高校の中でもいちばん王道ともいえるのが普通科ですよね。
基礎教科である英語·数学·国語·理科·社会を主に学びます。将来の方向性によって文系と理系に分かれて学ぶ場合もあります。幅広くまんべんなく学べるのが普通科です。
特定の専門分野に縛られないので、やりたいことが変わっても対応しやすいのが特徴です。



中学校の教育と似ていますね。
専門学科
専門学科は商業·工業·農業·看護·芸術·福祉·水産·スポーツ·情報など専門知識を中心に学び、就職に直結しやすいです。やりたいことが決まっているお子さんにはオススメです。
具体的には、例えば商業高校ではパソコンのスキルや簿記、情報学科ではプログラミングやコンピュータの仕組みなどの専門知識を実技を通してを学びます。
高校入試でも実技試験がある場合があるので、専門学科をご検討のお子さんは準備が必要です。



就職を意識した高校の選び方をしたいなら専門学科はオススメですね。
総合学科
普通科と専門学科の中間の存在なのが総合学科です。必修の基礎教科と自分で選ぶ専門教科を学べます。単位制で授業をする教室に移動する、大学のようなイメージです。
自分自身で単位が取れるように授業を取らなくてはならないので、普通科や専門学科に比べると自己管理能力が必要です。
様々なことに興味があるお子さんに向いてはいるのですが、将来や進路についてきちんと自分で考えて授業を取らないと、ただ楽しいだけになってしまいます。
実は私は総合学科でしたが、あまり自分の将来のことを考えずに好きな授業を取って、総合学科のメリットである幅広く専門的な学びをあまり将来に活かせませんでした。
私が総合学科に通って興味深かったのは、総合学科は公立でも学区はなく県内ならどこからでも通えるため、様々な地域から生徒が集まっているという点でした。



友達の地元の話を聞くのがとても楽しく、急に世界が広がった感覚がありました。
全日制·定時制·通信制
高校には全日制·定時制·通信制があり、通う日数や時間帯、学び方が異なります。
全日制は毎日決まった時間に登校し、定時制は時間帯を選んで通うことができます。通信制は自宅学習を中心に自分のペースで学べるのが特徴です。



定時制ってちょっと荒れているイメージがあるかも。
やってはいけないのはイメージだけで決めつけて選択肢を狭めることです。現在の状況をよく知って検討してくださいね。
それでは、それぞれの特徴を見てみましょう。
全日制
朝から夕方まで毎日登校し、3年間で卒業を目指す一般的な高校です。行事や部活動も充実していて、学校生活をしっかり送りたい子に向いています。
全国にある高校のうち80%以上が全日制高校です。
| メリット | ・学校行事や部活動が充実していて、高校生活をしっかり楽しめる ・友人関係や社会性が育ちやすい |
|---|---|
| デメリット | ・集団生活が合わない子にはストレスになりやすい |
全日制がすべての子に合うわけではありません。高校=全日制という固定観念だけで選んでしまうのは、やってはいけない高校の選び方のひとつです。
生活環境や学び方、子どもの性格に合わせて、定時制や通信制を検討するのも一つの方法です。
定時制
昼·夕方·夜など時間帯を選んで通える高校で、働きながら学ぶ生徒も多いです。授業時間が短めで、3~4年かけて卒業するケースが一般的です。
定時制高校は夜に通う学校と思われがちですが、朝や昼間にも授業がある2部制や3部制の学校も多くなっています。
かつては荒れていてヤンチャな生徒が通うイメージもありましたが、近年では生徒の背景は様々です。
- 不登校を経験した
- 働きながら通う
- 別の高校を中退した
- 高等教育を受ける機会がなかった
- 起立性調節障害がある



多様な生徒がいる環境なんですね。
定時制高校のメリットとデメリットをご紹介します。
| メリット | ・様々な背景の生徒がいるので自分の事情も受け入れられやすい ・就職のサポートが手厚い ・働きながら通える |
|---|---|
| デメリット | ・中途退学者が比較的多い ・進学のサポートは手薄 |
定時制は環境の柔軟さが魅力ですが、自己管理や継続する意志も求められます。
次に紹介する通信制高校は、さらに自分のペースで学びたい子に向いています。
通信制
通信制は自宅学習を中心に、課題提出や年数回の通学(スクーリング)で単位を取るスタイルです。自分のペースで学びたい子どもや、病気やけがで通学が難しい子どもにも通いやすい仕組みです。
過去10年、通信制高校の生徒数は毎年増加しており、文部科学省の学校基本調査の速報値では2025年度は初めて30万人を超えました。



高校生全体の約10人に1人の割合だそうです。結構多いんですね。
| メリット | ・通学日が少ない ・働きながら学べる |
|---|---|
| デメリット | ・自己管理が必要で、モチベーション維持が難しい ・友達ができにくく、孤独を感じやすい |
学ぶ時間や場所を自由に選べる分、目的意識やサポート環境がとても大切です。
高校の形はひとつではありません。全日制·定時制·通信制、それぞれの特徴を知ったうえで、お子さんが自分らしく学べる環境を選ぶことが大切です。
やってはいけない高校の選び方で後悔しない4つの視点
お子さんの志望校選びの際、やってはいけない高校の選び方をして後悔は嫌ですよね。



後悔は嫌!具体的にどのようなところに注目して高校選びをすればいいの?
情報収集をする際、どのようなところを確認すればよいのかまとめました。
- 学校の雰囲気や行事·部活動の様子は?
- 教育内容や学力レベルは?
- 費用や通学のしやすさは?
- 進路実績は?
情報収集の際にやってはいけないことは「良い·悪い」と決めつけることです。まずは客観的に情報を集めて総合的に子どもに「合う·合わない」を判断しましょう。
4つそれぞれの視点で確認リストも作りましたので、ひとつずつご紹介します。
①学校の雰囲気や行事·部活動の様子は?
「雰囲気が合うかどうか」は、子どもが楽しく通い続けられるかを左右する大切なポイントです。同じ偏差値の学校でも、校風や生徒の雰囲気はまったく違います。
志望校選びで注目したいポイントをまとめました。お子さんもどの部分に重きを置くか考えるのに役立ちますので、ぜひ参考にしてくださいね。
- 生徒の雰囲気は?
- 例:明るく活発/落ち着いて静か
- 先生と生徒の距離感は?
- 例:話しかけやすい/きっちりしている/校則が厳しそう
- 学校全体の印象は?
- 挨拶·掲示物·清潔感などをチェック
- 行事はどんなものがある?
- 例:文化祭/体育祭/合唱祭
- 強い部活はどこ?
- 例:全国大会·地域大会に出ている部
- 帰宅部·習い事·アルバイトはしやすい?
- 学校独自の活動はある?
- 例:地域連携·ボランティアなど
部活動の様子や活躍はホームページで見ることができます。最近ではSNSで発信していることもありますのでチェックしてみてくださいね。
②教育内容や学力レベルは?
受験する高校の選び方として偏差値を見ることは大切ですが、入学後に学力についていけるか、自分の将来の役に立つ授業が受けられるのかも重要です。



時代に合った教育が受けられるかどうかも気になります。
教育内容や学力レベルで押さえておきたいポイントをまとめました。
- 教育方針は?
- 学科やコースは?
- 普通科/専門学科/総合学科/進学コース
- 偏差値は?
- 必修科目と選択科目それぞれどのような授業がある?
- 時代に合った教育が受けられるか?
- 例:ICT教育/STEAM教育/探求学習など
- 資格取得への支援はある?
*ICT教育:タブレットやパソコン、インターネットなどの情報通信技術(ICT)を使った教育。AI教育も広い意味でのICT教育と言える。
*STEAM教育:Science(科学)·Technology(技術)·Engineering(工学)·Art(芸術)·Mathematics(数学)の頭文字を取った教育方針。教科の枠を超えて自分で考える力を伸ばす。
*探求学習:生徒が自分で決めたテーマで「課題を見つけ、考え、行動する力」を身につける、主体的な教育。
お子さん自信がどのようなことを学びたいのかを考えるとともに、親もこれからの時代にどのような力が必要になってくるのか考えないといけませんね。
③費用や通学のしやすさは?
学費や交通費など金銭面の負担と、通学時間や経路など通学自体に無理がないか確認しておきましょう。
- 通学時間はどのくらい?
- ドアtoドアで何分か
- 交通手段は?
- 例:電車/バス/自転車/徒歩
- 交通費はいくらぐらいかかる?
- 定期代や駐輪場代
- 通学経路は?
- 例:朝の混雑/乗り換え/天候が悪い日/運休の際の別ルート
- 授業料や入学金など、初期費用はどのくらい?
- 追加でかかる費用は?
- 例:制服/教材/部活動/修学旅行
- 奨学金·授業料の補助制度はある?
前述したように、私は家から遠い高校を選んだので通学がとにかく大変でした。家から2回電車の乗り換えをして、通勤ラッシュの中毎日1時間半かけて学校に通っていました。
雪の日は通学途中に電車が止まって学校に行けず、家にも帰れなくなったことがありました。遠いので歩いても帰れないんですよね…。



交通費も高かったのでアルバイトをして半分自分で出したりと、「家から近かったら」と何度も思いました。
今となっては頑張ったいい思い出ですが、通学やアルバイトに時間を使う分、友達と遊ぶ時間も少なくなります。当時は高校の選び方について、少し後悔していました。
検討中の高校の通学については、OBやOGに話を聞くと参考になります。



3年間通うために、費用や通学時間に無理はないかを考えるのはとても重要です!
④進路実績は?
やってはいけないのは高校に行くことがゴールになってしまうこと。高校の先に進学や就職、その先にも自分の未来が広がっています。
高校によって進学に強い学校もあれば、就職や専門学校へのサポートが手厚い学校もあります。「卒業後にどんな選択肢が広がるのか」を知っておくことは、入学後のギャップを減らすカギです。
自分の将来を考えておくことも大切ですが、やりたいことが変わったときに対応可能かどうかも気になるところです。
- 卒業生の主な進路は?
- 大学·短大·専門学校·就職などの割合
- 進学先の傾向は?
- 例:国公立大学が多い/専門学校や民間企業が多い
- どんな進路指導やサポートがある?
- 例:面談/進路ガイダンス/模試/相談室
- 就職を希望する生徒へのサポート体制は?
- 例:求人紹介/面接練習
- 進学を希望する生徒へのフォローは?
- 例:受験対策/推薦入試の実績
進学率や実績の数字だけでなく、どんな進路を応援してくれる学校かを知ることで、子どもの未来に合った選択ができますよ。
4つの視点に分けて見るべきポイントをお伝えしましたが、お子さんにとって何が重要なのかよく考えて確認リストを活用してみてくださいね。
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まとめ
- やってはいけない高校の選び方は子どもの気持ちを置き去りにすること
- 中学校の人間関係を軸にする高校の選び方はやってはいけない
- やってはいけないのは制服や知名度·偏差値など、ひとつの基準だけできめること
- ひとつの学校にこだわるのはやってはいけないポイント
- 高校の種類は「国立·公立·私立」「共学校·男子校·女子校」「普通科·専門学科·総合学科」「全日制·定時制·通信制」など様々な切り口で分けられ、それらを知ることで選択肢が広がる
- 高校の選び方で後悔しない視点①学校の雰囲気·行事·部活動②教育内容·学力レベル③費用や通学のしやすさ④進路実績
今回自分の後悔から、やってはいけない高校の選び方のポイントを調べて、いちばん重要なのは子どもの気持ちを置き去りにしないことだと分かりました。
しかし、親から見ればまだ考え方も未熟で視野も狭いので、やってはいけない高校の選び方や後悔しないチェックポイントを親が把握しておくことで、子どもが将来を考えるサポートになると感じました。
まだまだ高校受験に興味のない娘ですが、いつもの会話に高校のことや将来のことを少しずつ入れていこうと思います。
この記事を参考に、安心してお子さんの志望校選びのサポートをしてあげてくださいね。







