中2の息子はテスト勉強を始めてもすぐに手が止まってしまいます。理由は暗記が苦手だということでした。

そもそも英単語がわからないから先に進まない!
「青ペンで書きなぐりながら暗記する」という勉強法があると聞いたことを思い出し、効果ややり方を調べてみました。
青ペン書きなぐり勉強法は、青ペンでノートに書きなぐって暗記するシンプルな方法です。集中力や学習意欲UPの効果で記憶力も向上することがわかりました。
この記事では青ペン書きなぐりの効果と、おすすめの道具ややり方を解説します。さらに暗記効率が上がる方法もご紹介します。
手軽に試すことができておすすめですよ。
- 青ペン書きなぐり勉強法の効果と体験者の声
- おすすめのペンタイプや紙の種類とやり方
- 向いている教科と暗記のコツ
- 暗記効率が上がる青ペン書きなぐり勉強法の応用術3選
- 青ペン書きなぐりが合わなかった場合のおすすめ暗記術
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青ペン書きなぐり勉強法の効果3選と体験者の声
「青ペン書きなぐり勉強法」は早稲田塾の創業者が提唱した、青ペンでひたすら書きなぐり覚えるという勉強法です。



青ペン?書きなぐり?それで本当に何か効果があるのかな…。
青色は集中力を向上させ、書きなぐりや学習量の見える化は達成感を得られる効果があります。体験者からも記憶力やモチベーションが上がったという声が多いです。
青ペンや書きなぐりはどのような効果があるのか詳しく解説します。また、実際にやったことがある人は効果を感じているのか、体験者の声を見てみましょう。
青ペンや書きなぐりの効果3選
たくさんの勉強法がありますが、効果があるならやってみたいですよね。



書くものを青ペンに変えるだけでどんな効果があるの?
効果は青ペン書きなぐり勉強法を構成する次の3つの要素から得られるものです。
- 青色の効果| 集中力を高める
- ボールペンの効果 | モチベーションを上げる
- 書きなぐりの効果 | 記憶力を良くする
それではひとつずつ詳しく解説します。やる意味や目的がわかると、さらに効果を感じられますよ。
①青色の効果| 集中力を高める


青色には気持ちを落ち着ける心理的効果があると言われており、集中力を高め学習をサポートします。



確かに、空や海を眺めていると心が落ち着いてくる!
「シャーペンより長く勉強できた」という体験者の声は、青色の効果によって集中力が増した結果です。
②ボールペンの効果 | モチベーションを上げる
「青ペン」の中でも軸が透明になっているゲル(ジェル)インクタイプのボールペンがおすすめです。
ゲルインクは減りが早く、さらに軸が透明だと使った量が見て分かります。それが達成感となり、モチベーションUPにつながります。



青のボールペンなら手に入りやすいので、試してみるのにハードルが低いのもうれしいですね。
使い切った後ボールペンの替芯を使うとコスパは良いのですが、本体ごと買い替えた方が見た目にボリュームが出て「たくさん勉強した!」という達成感が得られます。
\青ペン書きなぐり勉強法で脳を活性化/


③書きなぐりの効果 | 記憶力を良くする
ペンで書くよりもパソコンやスマホで文字を打った方が早いですが、「書く」という動作はただ字を「打つ」よりもペンを握ったり指先を繊細に動かしたりと、脳に多くの刺激を与えます。
書けば書くほど脳が刺激されて活性化し、記憶力や学習能力を高める効果があることが確認されています。
注意が必要なのは、学習時間のうち記憶に残りやすいのは最初と最後だということです。長時間続けても真ん中の時間は記憶に残りにくく、口コミのように効率が悪いと感じてしまうかもしれません。
長時間続けるよりも20分~30分で休憩を入れるのが効果的です。
体験者の声
子どもに進める前にいちばん知りたいのは、青ペン書きなぐり勉強法の効果があるのかどうかですよね。



効果があるのかどうかは実際にやった人がいちばん分かるはず!
口コミでは「長く続けられない」「効率が悪い」と効果を感じない人もいる一方で、「覚えやすい」「モチベーションが上がった」など、効果を実感する声も多くありました。
それでは、青ペン書きなぐり勉強法体験者の声を詳しく見てみましょう。
- シャーペンよりも青ペンの方が覚えやすく長く勉強できる
- 青ペン+音読がおすすめ
- 想像以上にモチベーションが上がった
- 手が痛くなって長く続けられなかった
- 時間がかかって効率が悪い
手が痛くなったという声がありましたが、ペンの種類によって書きやすさに影響が出ます。腕にストレスのかからない自分に合ったペンを選ぶのも重要です。
いい口コミでは集中力やモチベーションが上がったという声が多く挙げられています。学習意欲が高まると記憶力も高まると言われています。
青ペン書きなぐりのやり方とおすすめの道具を紹介!



青ペン書きなぐり勉強法は具体的にはどうやってやるの?やり方が知りたい!
青ペン書きなぐり勉強法は青ペンで覚えたい事をとにかくノートに書きなぐります。おすすめの道具は軸の透明なゲルインクボールペンと一冊に綴じられたノートです。
おすすめの道具と具体的なやり方、教科別の暗記のコツを詳しくご紹介します。
おすすめのペンタイプや紙の種類
準備する道具は青ペンとノートのみ。軸が透明でペン先は太めのゲルインクボールペンがおすすめです。紙はルーズリーフより、綴じられているノートを用意しましょう。
おすすめ | |
---|---|
青ペン | ゲルインクのボールペン 軸が透明のもの ペン先(ボール径)0.7mm |
紙 | 綴じられているノート |
ペンを選ぶときのポイントは減りが早く、インクが見えることです。減りの早いゲルインクのボールペンでも太めのものの方がインクが多く出るので、0.7mmがぴったりです。
紙も達成感を味わうために綴じられているノートを使いましょう。一冊使い切ることが達成感につながります。
使い切った青ペンとノートは捨てずに溜めておくと、「こんなに頑張ったんだ」と見るたびに自信や達成感が得られます。
おすすめのペンとノートはお伝えしましたが、家にある青ペンとノートで試しにやってみるのもいいですね!
\ノートも青で集中力UP/


やり方
青ペン書きなぐり勉強法のやり方は簡単です。用意したノートにとにかく覚えたい事を青ペンでひたすら書きなぐります。
後から見返すためのまとめノートとは違い、他の人には読めないくらい崩れた字でも問題ありません。とにかく書きなぐって記憶に定着させるのが目的です。



実際のノートを見るとやり方のイメージが湧きますね!
前述したように、効率よく覚えるためには休憩を挟むことも有効です。脳の仕組みをうまく利用しましょう。
向いている教科と暗記のコツ
青ペン書きなぐり勉強法は英語・国語・理科・社会など、暗記の多い教科に向いています。
各教科の暗記のコツと、学習効果をまとめました。
教科 | 暗記のコツ | 学習効果 |
---|---|---|
英語 | 英語の基礎となる英単語を繰り返し書いて暗記する | 長文問題が解きやすくなる |
国語 | 漢字を部首ごとにグループ分けして書き、部首が持つ意味まで理解する | 記憶に残りやすく、忘れても推測しやすくなる |
文法の「品詞」や「動詞・形容詞・形容動詞の活用」「助詞・助動詞」を項目ごとに書いて暗記する | 暗記できれば穴埋め問題などで点を取りやすくなる | |
理科 | ノートや教科書を読み込んで理解し、イラストや図をイメージしながら書き、イメージごと覚える | 全体像を理解してからの方が覚えやすくなる |
社会 | 歴史はマンガを読むなど流れを把握してから年号を書いて覚える | 流れを理解していることで、忘れても思い出しやすくなる |
地理は地名のカタカナは声に出しながら書き、漢字は繰り返し書いて体で覚える | 誤字脱字の間違いをなくし、確実に点数を取れるようになる |



テストでは暗記していれば分かる問題を間違えたらもったいない。確実に点数を取ってほしい!
青ペン書きなぐりの暗記効率UP!応用3選と代替勉強法
青ペン書きなぐり勉強法は誰でも始めやすいのでとてもおすすめの暗記術です。さらに他の勉強法と組み合わせることでより効果が得られます。



どんな勉強法と相性がいいのか知りたい!
青ペン書きなぐり×音読は理解を深めながら記憶できます。アクティブリコールや間隔反復学習をプラスすれば、復習時に記憶の定着を助けます。青ペンが合わなければマインドマップがおすすめです。
この章では青ペン書きなぐり勉強法をより効果的にするおすすめの応用方法を3つお伝えします。青ペン書きなぐり勉強法で効果を実感できたらぜひやってみてくださいね。
しかし、勉強法以外でもいえることですが、すべての人に合うやり方はありませんよね。青ペン書きなぐり勉強法が合わないと感じた場合に試してほしい「マインドマップ」も併せてご紹介します。
①青ペン書きなぐり×音読
音読は小学校1年生ではじめて出る宿題でも取り入れられるほど定番の学習法ですが、音読して流れを理解してから出てきた単語を青ペンで書きなぐるれば、記憶しやすくなります。
「目で見る・耳で聞く・口で話す」と、複数の感覚を使うので記憶に残りやすいのが特徴です。書きなぐるときも声を出すとさらに効果的です。



青ペン書きなぐり勉強法と音読の組み合わせは口コミでもおすすめされていますね。
ご紹介する3つの応用方法の中でもいちばん簡単にできる方法です。すでに音読をやっている子どもには提案しやすい組み合わせですよ。
②青ペン書きなぐり×アクティブリコール
アクティブリコールは想起学習(そうきがくしゅう)とも言われる、インプットしたものを「能動的に思い出す」学習法です。
やり方は「白紙に学習した内容を思い出しながら書く」「何も見ずに人に説明してみる」というものです。
思い出せなかったものや勘違いしていたものなどを青ペン書きなぐり勉強法で復習し、また思い出すを繰り返すことでより記憶が強固なものになります。
青ペン書きなぐり勉強法は「思い出す」という行為をサポートしてくれます。
③青ペン書きなぐり×間隔反復学習


間隔反復学習はエビングハウスの忘却曲線に基づいた学習法です。
「忘れる前に復習して思い出す」を繰り返す方法で、復習の間隔を少しずつ広げていくことで忘れにくくなります。復習を青ペン書きなぐり勉強法ですると、どんどん記憶に定着します。
翌日、3日後、1週間後、1ヶ月後とだんだん復習の間隔を広げる方法です。
間隔反復学習はひとりでは中々難しいと感じるかもしれません。単語帳に復習する日付を書いておくなどして計画を立てておくことをおすすめします。



うちの子は自分で計画的にはできないかも…。
そんな時は間隔反復学習機能のあるAnki, Quizletといった学習アプリや、通信教育に頼るのもひとつの方法です。
通信教育のスタディサプリでは、学習履歴に基づいて間違えた問題を間隔反復学習できる機能があります。
青ペン書きなぐりが合わない場合はマインドマップがおすすめ
マインドマップは脳の特性を生かした自然な思考法により創造性を高め、記憶や学習に高い効果を発揮します。
青ペン書きなぐり勉強法が集中を促して暗記するのに対し、マインドマップはカラフルな絵のような見た目で思考プロセスを見える化し、関連性をもって記憶します。
もくもくと青色一色で書きなぐる勉強法とは反対に、マインドマップはカラフルで気分が上がる方法なので、青ペン書きなぐりが合わない場合にはおすすめです。


やり方に法則があり少々複雑ではありますが、楽しく暗記できる方法ですのでご紹介します。
まずはメインテーマとなるものを決めて、連想するように枝を伸ばして一枚の絵のように描いていきましょう。
- 「無地」の紙を用意する※サイズは大きければ大きいほど想像がはかどりやすい
- 罫線のない無地の紙を横にして使う
- 中央に書かれた中心となるテーマ(セントラルイメージ)から放射状に木の幹のように線(メイン・ブランチ)を延ばす
- メイン・ブランチから枝のように線(サブ・ブランチ)を曲線で書く
- ひとつのブランチにひとつのキーワードを、曲線がアンダーラインになるように書く
- メイン・ブランチの言葉は大きめに目立つようにする
- セントラルイメージをはじめ、マップにはカラフルな絵をたくさん入れる
- ブランチの塊ごとに色を分ける
- 大事なところや絵にはカラフルにたくさん色を使う
- 最後に俯瞰して見て、つながるところに矢印を付けたり、好きなマークを使って自分で分かりやすくする
マインドマップは暗記術には見えないのですが、キーワードから関連性をもって思い出すことで記憶につながります。



テスト前の暗記には時間が足りないけど、長期的に考えれば楽しく勉強できそう!
自宅学習の勉強法についてはコチラの記事もぜひ参考にしてくださいね。


まとめ
- 青ペン書きなぐり勉強法は①青色②ボールペン③書きなぐりの3要素による効果がある
- 青ペン書きなぐり勉強法は集中力やモチベーションが上がったという声が多い
- 「手が痛くなった」「効率が悪い」という口コミもあるが、長時間よりも20分~30分くらいで休憩を入れた方が効率よく記憶できる
- 道具は透明な軸の青色ゲルインクボールペンと一冊に綴じられたノートがおすすめ
- やり方はノートに覚えたい事を青ペンで書きなぐるだけ
- 暗記の多い英語・国語・理科・社会には特に青ペン書きなぐり勉強法が向いている
- 青ペン書きなぐりと組み合わせるとより効率が上がる勉強法①音読②アクティブリコール③間隔反復学習
- 青ペン書きなぐり勉強法が合わない場合はマインドマップがおすすめ
青ペン書きなぐり勉強法はボールペンとノートがあれば誰でもすぐに始められるので、とにかく一度やってみるのがいちばんです。
集中力やモチベーションが上がって暗記に苦手意識がなくなればもちろんうれしいですし、合わなかったとしても探せば自分に合う暗記術があるかもしれないと希望が持てるはずです。
息子にも「こんな方法があるらしいよ。青ペンあるからやってみる?」とこっそり用意したゲルインクボールペンを渡してみようかなと思います。
この記事が「苦手な暗記も自分に合うやり方を見つければできるんだ」と、子どもの学習意欲が高まるきっかけになったらうれしいです。